ロブ・ペリンカは契約最終年になるフランク・ヴォ―ゲルをレイカーズの将来の「重要な一部」としてみなしている

引用元:

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2か月ほど前に、シーズンが終了時には必ずヘッドコーチ(以下HC)のフランク・ヴォ―ゲルと契約延長の話し合いをする予定だと、ESPNのエイドリアン・ウォジェナロウスキーが報じた。それはプレイオフの第1戦で負傷者が出る中、シーズンが終焉を迎えるよりも明らかにかなり前のことであり、関係者の誰もが望むより早かったけれど、チームがヴォ―ゲルを引き留めたいと思う理由は十分ある。

 

1つには、彼が1年の大半で最高のディフェンダーを2人欠きながらも、負傷者が続出したレイカーズNBAで最高のディフェンスに仕立て上げたことだ。

これでヴォ―ゲルはロサンゼルスの在籍期間に、2年連続してリーグで上位3番以内に入るディフェンスを達成し、就任初年度に優勝タイトルを勝ち取った後の2年目にはレイカーズが怪我人に対処させられたものの、14試合以上をサイドラインに立って指揮したコーチの中では、レイカーズ史上5番目に高い勝率(.657)を記録して、2年目を何とか終えることができた。

彼はパット・ライリー*1、ポール・ウェストヘッド*2フィル・ジャクソン*3、デル・ハリス*4に次ぐ存在である。

 

また、怪我人によってレイカーズが7位シードに落ちることが無ければ、ヴォ―ゲルがもっと勝率で上位に位置することは容易に想像でき、2007年にフィル・ジャクソンが延長契約を結んで以来、レイカーズのコーチとして初めて延長契約を結ぶことになるには十分な理由があるはずだ。

しかし、金曜日の出口インタビューでヴォ―ゲルは、2019年夏に当初結んだ契約の3年目の最終年に入ることを認めたものの、新契約についての話し合いは非公開のままにするつもりだと語った。

そういった話については内密にしておきたいんだ。もちろん、私はここが好きだし、この組織が好きだし、一生レイカ―でありたいと思っているよ。でも、その全ては適切な時に実行するものだし、そういった話し合いに関しては内密にしたままにするよ。

 彼の上司にあたるレイカーズのゼネラルマネージャーのロブ・ペリンカも同様に、延長契約交渉の詳細に触れたいとは思っていなかった。しかし、ペリンカは自身がフロントオフィスを引き継いでから初めて雇ったコーチの働きぶりに関しては称賛の言葉以外見つからなかった。

聞いてくれ、ロサンゼルス・レイカーズのHCとしてフランクは素晴らしい仕事を果たしてくれたよ。組織に加入して1年目で我々が(優勝という)究極の目標を達成する手助けをしてくれたことは、本当に信じられないことだし、我々は非常に感謝しているよ。

 また、ペリンカはチームがこうも早くシーズンを終えることにはなって欲しくなかったと認めながらも、彼らが不完全燃焼に終わったことについてヴォ―ゲルを過度に責めるような発言はしなかった。

今年の彼は、我々のチームが直面して対処できなかったことに戦って乗り越えるためにできることは全て行い、逆境の中でも皆をまとめて最善を尽くしたと思うよ。

 このように、ヴォ―ゲルの延長契約が実現するまでは延長契約の話の多くを耳にすることはないであろうが、そのような契約が早急に結ばれる可能性の手掛かりをペリンカは提示していた。

フランクはカート(ランビス)*5と私、そしてフロントオフィスが一緒に仕事をするのを楽しみにしている人物だし、選手と一緒になって素晴らしい仕事を果たしてくれる人さ。我々は確かに彼を将来の重要な一部として考えているよ。

 交渉が実現するまで契約は成立しないが、これほどまでにコーチを強く支持する声はなかなかないだろう。

 

 

 

 

                   

 

いかがでしたでしょうか。今回はGMのペリンカがヴォ―ゲルをどのように評価していたか伝わったかと思います。

今季はADとレブロンの怪我や衛星安全プロトコルによるシュルーダーの離脱が重なり、主力を欠く試合が多かったですが、ヴォ―ゲルのディフェンス面における戦術構築は素晴らしいものがあったと思います。

今年のオフシーズンでは、サラリー面の制約によってロスターを劇的に改革することは難しく、選手の引き留めが関の山のように感じます。

だからこそ、ヴォ―ゲルのオフェンス構築を支えることができるアシストコーチの獲得に動くべきなのではないかと考えています。

これらを踏まえると、今年のオフシーズンはヴォ―ゲルの延長契約、オフェンスコーディネーターの登用、FA選手との再契約やトレードなどなど見どころがたくさんありますね。

ペリンカの手腕が問われるオフシーズンになると思います。頑張れペリンカ!

 

 

 

 

 

*1:1981~1988年までHCに在任し、いわゆる「ショータイムレイカーズ」を指揮して4回優勝した凄い人

*2:ライリー就任前の1979~1981年にHCをしていて、ルーキーのマジック・ジョンソンとベテランのジャバ―を率いて優勝した人

*3:1999~2004年と2005~2011年に就任していたHCで、前者ではコービー&シャックで3連覇、後者ではコービー&ガソルで2連覇した凄い人

*4:フィルが就任する前の1994~1999年まで就任していたHCで、レギュラーシーズンは勝ってたけどプレイオフは勝てなかった人

*5:レイカーズのシニアバスケットボールアドバイザーをやってる人で、多分そこそこお偉いさん。去年はダレン・コリソン獲得の噂が出ている時、一緒に会食して勧誘してたこともあった(加入しなかったけど)